皆さん、赤ちゃんの保湿剤として使われているベビーオイルでメイクを落とすことが出来るという噂を耳にしたことはないでしょうか。
少し前から話題になっているベビーオイルを使ったクレンジング方法ですが、実際に頑固なアイメイクなども落ちるのかと疑問を抱きますよね。結論から言いますと、頑固なアイメイクも落とすことが出来ます!
しかし、ベビーオイルの場合普段通りのようには簡単に落とすことは出来ず、ちょっとしたコツが必要になってきます。
そこで今回は、ベビーオイルを使ったアイメイクの落とし方とそのコツについてご紹介します。
気になっていた方は、ぜひ参考にしてみてください。
【用意するもの】
- ベビーオイル
☆ベビーオイルを使うことによるメリット、デメリットについていくつかご説明します。
まずメリットですが、一つ目に界面活性剤が入っていないためお肌に優しいということです。
通常のクレンジング剤には絶対といっていいほど界面活性剤が入っています。界面活性剤とは油と水を馴染ませる成分のことで、これによりメイクを浮かせ落とすことが出来るのですが、その分洗浄力が高くお肌への負担が大きくなってしまいます。
しかしベビーオイルの場合は、界面活性剤が一切入っておらず、お肌が弱い方でも使用することが可能です。
二つ目にクレンジング後の乾燥が気にならないということです。
一般的なクレンジング剤を使用すると、洗い流した後のお肌の乾燥が気になる方がいらっしゃると思います。それは一つ目にご説明した界面活性剤の力で、必要以上にお肌の水分や油分を一緒に洗い流してしまうからです。
しかしベビーオイルを使用することで、必要以上の水分や油分を洗い流すことなく、さらにオイルでお肌に膜を張ってくれるため潤いを閉じ込め乾燥を防いでくれます。
三つ目にお値段が安いということです。
普段売られているクレンジング剤は試したくても試すには値段が高かったり、少量タイプのものが売られておらず、気軽に試すことがなかなか難しいですよね。
しかしベビーオイルの場合は、一般的なクレンジング剤と比べ、大容量でも安く手に入れることが出来ます。少量のものならば百円ショップでも手に入れることが可能なので、お試しとして購入する際もお財布をあまり気にすることなく気軽に試すことが出来ます。
次にデメリットについてですが、一つ目に脂性肌の方にはオススメできないということです。
脂性肌の方は元々お肌の油分が多いので、オイルタイプのものを使用してしまうと悪化させてしまい、ニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。
二つ目に水だけでは洗い流すことが出来ず、洗い流しに時間がかかってしまうということです。
界面活性剤が一切入っていないので、水と馴染ませることができません。そのため、しっかり洗い流すためにはダブルクレンジングが必要です。
この点において考えると界面活性剤が入っていないことは、メリットでもありデメリットでもあります。
- コットンやティッシュ
☆コットンを使用する場合は、天然コットン100%のような低刺激のものがオススメです。コットンを使用する際に生じてしまう摩擦を最小限に抑えるためにも、お肌に優しい素材のものを使用しましょう。
その他にも使用しながら保湿をしてくれるような商品もあるので、そちらもオススメです。
- 綿棒
- 蒸しタオル
☆蒸しタオルの作り方は、まずタオルを水で濡らし絞ります。その後ラップで包み600Wで30秒ほど温めて完成です。ラップで包むことにより、温めている最中にタオルが乾燥してしまうのを防ぐことが出来ます。
温めすぎてしまった場合は、温度が下がるまで冷まします。温度が高いまま使用してしまうとお肌が乾燥してしまうので、必ず冷ましてから使用してください。
【ベビーオイルクレンジングの手順】
- ベビーオイルを指に取り、目元全体に塗布します。
☆この時、ウォータープルーフマスカラなどの落としにくいコスメを使っている方は、予めマスカラリムーバーなどのポイントリムーバーで落としてから行うと、この後のクレンジングがスムーズに進みます。
- 人差し指以外の指を使い、クルクルとマッサージをするように回転させながらベビーオイルとアイメイクを馴染ませます。
☆人差し指は指の中でも比較的力が入りやすい指なので、クレンジングを行うときにはあまり向いていません。上瞼は中指と人差し指、下瞼は小指を使うと力が入りすぎず、お肌にダメージを与えにくくなります。
- 綿棒を使い目のキワに残っているアイメイクを落とします。
☆中には、目のキワなどの細かい部分を落とすとき爪を使って擦るように落としている方がいると思いますが、お肌には刺激が強くとても大きなダメージを与えてしまうため、目のキワなどのメイクを落とす際は、必ず綿棒を使って落とすようにしてください。
☆ゴシゴシと力強く擦るのではなく、優しい力で撫でるように落とすとお肌に負担がかからないのでオススメです。
- 瞼を閉じた状態で目元に蒸しタオルを乗せ、30秒ほど時間を置きます。
☆この工程を挟むことにより、温度で毛穴が開き、化粧品による毛穴詰まりを防ぐことが出来ます。さらに、ベビーオイルの保湿力をアップさせることが出来るので、クレンジング後の乾燥が気にならなくなります。
☆普段使っているタオルで行ってしまうとタオルが汚れてしまうので、数枚クレンジング専用のタオルを別で用意しておくといいでしょう。
- 蒸しタオルを外したら、コットンまたはティッシュを使い、ベビーオイルのベタつきがなくなるまでオフします。
☆この時、拭き取るのではなく吸収させるということがポイントです。コットンなどを滑らせながら行ってしまうと、摩擦による肌トラブルに繋がってしまいます。
☆コットンやティッシュを新しいものに交換しながら、お肌がさらっとするまで繰り返し行いましょう。
- 洗顔料でダブルクレンジングを行い、ベビーオイルクレンジング終了です。
☆先ほどのコットンやティッシュを使ったオフだけでは綺麗に落としきれなかったベビーオイルを、しっかりと洗い流すために必要な工程になります。メイクと混ざり合ったオイルが少量でも残っている状態では、お肌にとても負担がかかってしまい肌荒れの原因になってしまいます。
さらにその日のお肌の調子によっては、オイルが原因でのニキビなどのトラブルにも繋がってしまいます。
☆ダブルクレンジングを行った後は必ずスキンケアを行ってください。ベビーオイルはクレンジングを行う際に必要以上に水分や油分を洗い流してしまわないものであって、完璧な保湿をしてくれるものではありません。
オイル=水を弾くという性質がありますが、ダブルクレンジングを行うことで、スキンケアを弾いてしまうことがなく、しっかりとお肌に吸収されるので心配ありません。
【最後に】
今回は最近話題になっている、ベビーオイルを使ったクレンジング方法の紹介でした。
いつものクレンジングより時間と手間がかかってしまうベビーオイルクレンジングですが、一度試してみる価値はあると思います。特に乾燥が気になっている方や、クレンジング剤がお肌に合わず肌荒れを起こしてしまうという方にオススメしたい方法です。
気になっていたけど本当にメイクを落とすことが出来るのか不安に感じていた方もいらっしゃると思うので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
コメント