赤ちゃんにも使うことが出来る保湿クリームとして有名なワセリンですが、クレンジング剤としても使うことが出来ることを皆さんご存知でしょうか?
ワセリンでメイクなんて落とせるの?と疑問に思っている方もいると思いますが、結論から言いますと綺麗に落とすことが出来ます!保湿をしつつメイクを落としてくれるので、クレンジング後の乾燥が気になりません。さらに、通常のクレンジング剤と比べ低コストで購入が可能なので、お財布にも優しいアイテムです。
そこで今回は、クレンジング剤の代用としても使えるワセリンを使ったアイメイクの落とし方についてご紹介します。
気になる方はぜひ参考にしてみてください。
【用意するもの】
- ワセリン
☆ワセリンについていくつかの注意点や選び方について説明します。
まず注意点として、ワセリンの原料が石油のため、お肌が弱い方やアレルギー体質の方が使用すると、アレルギー反応が出てしまう恐れがあります。必ずパッチテストを行い、大丈夫なことを確認してからご使用ください。
続いて選び方についてですが、白色ワセリンと記載があるものをご用意ください。ヴァセリンでもメイクを落とすことは可能ですが、ワセリンと比べ、精製度が低く不純物が多いため、あまりオススメは出来ません。
アレルギーが心配な方はお値段は高くなってしまいますが、白色ワセリンよりさらに精製度の高いプロペトやサンホワイトのご使用をオススメします。
- コットン、もしくはガーゼ(肌当たりの優しい布)
☆コットンの場合はなるべく毛羽立ちにくいものをご用意ください。ワセリンを拭き取る際に使用するのですが、ワセリンは一般的なクレンジング剤と比べてテクスチャーが硬いので、拭き取りを行っている最中にすぐ毛羽立ってしまい、コットンの繊維がお肌に付着してしまいます。
- 綿棒
【ワセリンクレンジングの手順】
- 少量のワセリンを指先や手のひらに取り、テクスチャーが柔らかくなるまで温めます。
☆ワセリンを使うときのポイントとして、手の温度で温め柔らかくするということです。ワセリンはテクスチャーが硬く伸びにくいので、そのままお肌に乗せて無理やり伸ばしてしまうと摩擦でお肌を傷めてしまうので注意が必要です。
- 柔らかくなったワセリンを瞼に伸ばし、指先でクルクルとマッサージするように円を描きながら、上瞼のメイクと馴染ませます。
☆この時、中指と薬指の2本の指か薬指のみを使って行うと力が入りすぎず、お肌を傷めてしまう心配がありません。
アイメイクを落とす際に人差し指を使っている方が多いと思いますが、人差し指は力が入りやすく、液状のものを馴染ませる時にはあまり適さない指です。
- 目を開け、目線を上に上げながら下瞼のメイクとワセリンを馴染ませます。
☆上瞼と同様に、中指と薬指の2本の指か薬指のみを使って、クルクルとマッサージをするように円を描きながら行いましょう。
指が太くてやりづらい場合は、小指で行うのもオススメです。
- アイメイクとワセリンがしっかり混ざり合い浮かせることが出来たら、コットンやガーゼを使い、綺麗になるまで拭き取ります。
☆ワセリンは粘り気が強いので、一度にすべて拭き取ることは不可能です。全然拭き取れないからと力強く擦る行為は、摩擦でお肌が荒れ、色素沈着の原因になってしまうのでやめましょう。時間はかかってしまいますが、優しい力で数回に分けて行いましょう。
さらに汚れが酷くなったコットンは捨て、新しいコットンに変えながら行うということもワセリンを綺麗に拭き取るためのポイントです。
☆下瞼を拭き取る際は、コットンを四つ折りにして出来た角を使うと拭き取りやすくなりオススメです。
- コットンでは拭き取れなかった部分(目のキワや睫毛の隙間)は、綿棒を使い拭き取ります。
☆粘度の高いワセリンは一般的なクレンジング剤と比べ、目のキワや睫毛の隙間をコットンで拭き取ることが難しいと思います。コットンより硬く、細くなっている綿棒を使うことでメイクの取り残しを防ぐことが出来ます。
- 洗顔料でワセリンを洗い流し、スキンケアをしてワセリンクレンジング終了です。
☆ワセリンは一般的なクレンジング剤に入っている界面活性剤(油と水を混ざりやすくしてくれる成分)が入っていないため、水洗いだけでは洗い流すことが出来ません。必ず洗顔料を使って洗い流しましょう。
☆洗顔後のスキンケアも忘れず行ってください。ワセリンは保湿クリームなので洗い流した後、中には乾燥が気にならない方もいるとは思います。しかし、それだけではお肌に必要な水分量には満たないのでスキンケアを疎かにしてしまうと、乾燥肌などのトラブルに繋がってしまいます。
【最後に】
今回紹介したワセリンクレンジングは、普段のクレンジングより時間はかかってしまいますが、保湿をしつつアイメイクを落とすことが出来るので、クレンジング後の乾燥が気になっている方にオススメしたい方法です。
焦らずゆっくり時間をかけて行うことが一番のポイントです!
今回はクレンジング剤として使った白色ワセリンですが、保湿クリームとして全身どこにでも使える便利なアイテムなので、家に一つ置いておくのはいかがでしょうか。
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