仕事で疲れた日や早く寝たい日など、なるべく早くメイクを落としたいときに時短アイテムとして役立つのがクレンジングシート。スルッと簡単に落とせてとても便利ですよね。
そんな便利なアイテム『クレンジングシート』ですが、「クレンジングシートはお肌によくない」と耳にしたことはありませんか?それはあながち間違いではありません。クレンジングシートによる摩擦を避けることが出来ないため、お肌にダメージを与えてしまいます。正直、毎日使いには不向きなアイテムではあります。
しかし、正しく使えばお肌への負担が少なく、時短アイテムとして重宝させることが出来ます!
そこで今回は、クレンジングシートを使ったアイメイクの正しい落とし方について紹介します。
【用意するもの】
- クレンジングシート
・クレンジングシートと一言で言っても様々な種類のものがありますよね。イマイチどれを選べばいいのか分からないという方がいると思うので、購入の際のポイントを紹介します。
まず一つ目が、オイルインかオイルフリーかについてです。
ナチュラルメイクのようなアイメイクの薄い方は、オイルフリーのものを選びましょう。逆にアイメイクの濃い方は、オイルインのものを選びましょう。
アイメイクの濃い方がオイルフリーのものでゴシゴシと擦ってしまうと、お肌にとても大きな負担を与えてしまうため、洗浄力が高く簡単に落とすことの出来るオイルインのものがオススメです。
二つ目に、含まれている成分についてです。
摩擦などの関係でお肌が乾燥してしまうというトラブルが起きることがあると思います。そのトラブルを少しでも回避するために、美容成分のほかに保湿成分がたっぷりと入っているものを選ぶようにしましょう。
【クレンジングシートを使ったクレンジングの手順】
- 目を閉じた状態で目元全体を覆うように半分に折り畳んだクレンジングシートを被せ、30秒~1分程度時間を置きます。
・すぐに擦るのではなく、時間を置いてメイクを浮かせることが今回の一番のポイントになります。濃いメイクの場合は特に、浮かせることなくすぐに擦ってしまうとなかなか綺麗に落とすことが出来ず、何度も擦ることになります。これにより摩擦でお肌にダメージを与えてしまいます。
なるべく擦る回数を少なくすることが大切なので、ここでしっかりとアイメイクを浮かせます。
・ウォータープルーフマスカラを使用している方は、まず初めにマスカラリムーバーを塗布してから行うことをオススメします。(オイルインのクレンジングシートを使用する方の場合は、マスカラリムーバーはなしでも大丈夫です。)
- 時間を置いたら、目頭から目尻に向かって優しく滑らせるようにアイメイクを拭き取ります。
- クレンジングシートで睫毛を挟み、毛流れに沿って滑らせながらマスカラを落とします。
・瞼が浮いてしまうほどの力で引っ張ってしまうと、睫毛にダメージを与えてしまったり、抜け毛の原因になってしまいます。瞼が浮かない程度の優しい力で行いましょう。
- 汚れていない面を表にして、瞼に残っているメイクを拭き取ります。
・汚れている面で擦っても綺麗に拭き取ることが出来ず、メイクを伸ばしてしまうだけになってしまいます。1枚だけで拭き取ろうとはせずに、綺麗な面がなくなったら新しいものに変えましょう。使う枚数をケチるのは厳禁です。
・力を込めてゴシゴシと擦るのではなく、優しい力で滑らせることを意識しましょう。さらに、なるべく少ない回数で摩擦を軽減しながら落とし切ることを心がけましょう。
- クレンジングシートを折り畳み、それにより出来た角などを使って目のキワや睫毛のキワに残っているアイライナーやアイシャドウを落とします。
・細かいところを落とすとき爪を使って落としている方がいると思いますが、爪のような硬いものを使ってしまうと怪我をする可能性があり、とても危険なのでオススメしません。
・頑固で落としにくいところは一番初めに行ったように、落としにくい部分にクレンジングシートをあて、時間を置いた後に拭き取ると擦らなくても綺麗に落とすことが出来ます。
・指で瞼を軽く上へ引っ張り上げながら行うと、目のキワにしっかりとクレンジングシートをあてやすくなります。
- 折り畳んだクレンジングシートを使い、下瞼のアイメイクを上瞼と同様に落とします。
・下瞼のメイクを落とすときは、広げたままのクレンジングシートを使うのではなく、折り畳んでから使った方が細かいところも綺麗に落とせて、とてもオススメです。
・目線を上へ上げながら行うと落としやすくなります。
- 洗顔をし、スキンケアをして、クレンジング終了です。
・クレンジング後の洗顔、スキンケア不要と書かれているものが多くあると思いますが、クレンジングシートは基本的に誰でも簡単に落とせれるよう界面活性剤を多く含んでいるものが多いです。その界面活性剤やクレンジング剤をしっかり洗い流さないと、ニキビが出来てしまったり、お肌がピリピリしたりと肌荒れの原因になります。
その他にも、肉眼では確認できない微量の汚れがお肌に残ってしまっている場合があるので、必ずこれらをしっかりと洗い流しましょう。
【最後に】
クレンジングシートを使うにあたって、クレンジングシートの選び方、クレンジングの際の擦る回数、アフターケア、この3つが大きなポイントになります。
この3つのポイントをしっかりと意識して正しく使うことが出来れば、お肌に良くないと言われているクレンジングシートでも、お肌を傷めることなくメイクを落とすことが出来ます。
初めにも説明したように毎日使いにはあまりオススメは出来ないので、急を要するときの特別アイテムとして、たまに使う程度にしておきましょう。
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