GIMP – パスと選択範囲を変換して切り替える方法

GIMPには「選択」と「パス」という似たような機能があります。選択は矩形や楕円などを簡単に作成できるのが特徴で、パスは範囲を変形させられるのが特徴です。両者を切り替えて使うことで、メリットを総取りしてしまいましょう。

本記事では、フリーの画像加工ソフト「GIMP」を使って、パスと選択範囲を変換して切り替える方法を解説します。画面の例として、Windows10のパソコンで、GIMP2.10を使用したスクリーンショットを掲載しました。

選択範囲をパスにする方法

1. 左上のパネルから「矩形選択」「楕円選択」「自由選択」のいずれかをクリックします。今回は「矩形選択」をパスに変換する方法を例に手順を解説します。
   
2. キャンバス上をドラッグし、矩形の選択範囲を作成します。矩形や楕円のパスを作りたいと思ったとき、選択範囲をパスにする方法が特に役立ちます。
   
3. メニューバー「選択」→「選択範囲をパスに」をクリックします。
   
4. 見た目は変わりませんが、これで選択範囲がパスに変換できました。右下のパネルで「パス」というタブをクリックすると、「パスダイアログ」を開くことができ、新たなパスが作成されたことが確認できます。

   ○「選択範囲 #1」が、選択範囲から作成されたパスです。

パスを選択範囲にする方法

1. 左上のパネルから「パス」をクリックします。
   
2. キャンバス上をクリックし、パスを作成します。
   
3. メニューバー「選択」→「パスを選択範囲に」をクリックします。
   
4. パスが動く点線になり、選択範囲に変わりました。
   

以上の手順で、パスと選択範囲を変換して切り替えることができました。