無人PCにTeamViewerを安全に常駐する【簡易アクセスの設定方法】

この記事では、TeamViewerの簡易アクセスの設定方法を説明します。同時にパスワードも無効化すると安全性が高まるので、併せて記載しています。

PCのOSはWindows10で解説します。TeamViewerのバージョンは14を使用しています。

この記事の内容

TeamViewerの簡易アクセスとは

TeamViewerの簡易アクセスは、TeamViewerアカウントと端末（パソコン・スマホ）を紐付けし、アカウント情報を使ってリモート接続の認証を行う機能のことです。

簡易アクセスを有効に設定することで、設定したパソコン・スマホに接続する際に必要な[固有のID]と[パスワード]を入力することなくリモート接続できるようになります。

合わせてランダムパスワードなどの接続パスワードを無効化することで、アカウントにログインできる場合のみリモート接続を許可するよう制限できます。

前提条件として、TeamViewerアカウントを作成し、コンピュータをアカウントに割り当てておく必要があります。

アカウントの作成と割り当てが完了していない場合は、次の記事を参考にしてください。

TeamViewerの簡易アクセスの設定・解除方法は2通りの手順があります。

設定方法の一つめはTeamViewerのトップ画面から操作する方法です。

TeamViewerのトップ画面の「簡易アクセスを許可」の「+」マークをクリックします。
「+」マークが青いチェックマークに変わったら、簡易アクセスの設定は完了です。
- 「（アカウント名）への簡単なアクセスが付与されています」という表示に変更されます。

簡易アクセスの設定を解除するには「（アカウント名）への簡単なアクセスが付与されています」横のチェックマークを外し、「簡易アクセスを本当に無効化しますか？」というメッセージが表示されるので「取り消し」をクリックします。

TeamViwerアプリのトップ画面から簡易アクセスを設定・解除する手順は以上となります。

TeamViewerのオプション画面から簡易アクセスを設定することもできます。

解除する場合は、上記の手順4の「簡易アクセスを許可」のチェックを外して「OK」をクリックします。

TeamViewerのオプション画面から簡易アクセスを設定・解除する手順は以上となります。

簡易アクセスを有効にするとTeamViewerアカウントの認証さえできれば、リモート接続ができるようになります。

そのため、ランダムパスワードや個人的なパスワードを無効にすることで、TeamViewerアカウントの認証のみでしか無人のパソコンにリモート接続できなくなり、運用上のセキュリティが高まります。

まず、TeamViewerのランダムパスワードを無効にする手順を紹介します。

ランダムパスワードの無効化手順は以上となります。

個人的なパスワードは、初期設定では設定されていませんが、設定している場合は次の手順で無効にすることができます。

同じ手順で「その他」→「オプション」→「セキュリティ」タブの順にクリックして「このパソコンにアクセスするためのオプション」画面を開きます。「追加のパスワードの管理」をクリックします。
「パスワードの管理」のポップアップが表示されます。
パスワードの設定名を選択し、「削除」をクリックします。
パスワード削除の確認メッセージが表示されますので、「削除」をクリックします。
「終了」をクリックします。