GitHub – SSH接続の設定方法【Keyの作成・登録からCloneするまで】

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IT・デジタル

GitHubでは通常のユーザー名とパスワードによるアクセスに加えてSSHキーを設定しておくことができます。SSH接続を利用すると、リモートリポジトリにpushする際にユーザー名・パスワードを入力する手順を省くことができて便利です。

この記事では、SSH Keyの作成からGitHubに登録してCloneする手順までをご紹介します。説明にはWindowsのGitBashを使用していますが、MacやLinuxでも同様のコマンドで進めることができます。

ssh-keygenでSSH Keyを作成

まずSSH Keyを作成します。

  1. Git Bash上で以下のコマンドを実行します。
    $ ssh-keygen -t rsa -C ""
  2. 「Enter file ~」のメッセージが表示されてキーの名称の入力を求められます。
    • 既存のキーと区別したい場合などは新しく名称を入力します。特に何も入力しなければデフォルトの名称(id_rsa)になります。

  3. 「Enter passphrase ~」のメッセージが表示されるので任意のパスワードを入力します。入力後「Enter same passphrase ~」のメッセージが表示されるので再度同じパスワードを入力します。
  4. 「Your public key saved ~」とメッセージが出ればSSH Keyの作成は完了です。

GitHubにSSH Keyを登録

ssh-keygenで作成したSSH KeyをGitHubに登録します。

  1. 『GitHub』にアクセスし、ログインします。右上のプロフィールアイコンをクリックします。
  2. ドロップダウンリストが表示されるので、「Settings」を選択します。
  3. Profile画面に切り替わります。左メニューから「SSH and GPG keys」を選択します。
  4. 「SSH and GPG keys」画面に切り替わります。「New SSH Key」をクリックします。
  5. SSH keysの登録画面が表示されるので各種項目を登録し、「Add SSH key」をクリックします。
    • 「Title」にはSSH keyの名称(SSH Key作成手順で指定したもの。デフォルトは「id_rsa」)を入力します。
    • 「Key」にはSSH keyをコピーして貼り付けます。
      • Windowsの場合は、GitBashで「clip
      • Macの場合は、ターミナルで「cat ~/.ssh/id_rsa.pub | pbcopy」と入力してコピーできます。
  6. パスワードを求められる場合があります。以下の画面が出たらパスワードを入力し「Confirm password」をクリックします。
  7. 以下の画面になったらSSH keyの登録は完了です。

設定の確認のために、コマンドラインで次のsshコマンドを実行します。

ssh -T git@github.com

「Hi <ユーザー名>! You’ve successfully~」と表示されたら、SSH keyでGitHubに接続できます。

SSH接続でCloneできるか確認

SSH接続でgit cloneを行います。

  1. ダウンロードしたいリポジトリで「Clone or Download」をクリックします。
  2. HTTPS接続用のURLが表示されます。そちらは使用せず「Use SSH」をクリックします。
  3. SSH接続用のURLが表示されるのでコピーします。
  4. GitBashで以下のコマンドを実行します。
    git clone 
  5. 「Receiving ~ done.」と表示されれば、SSH接続でのクローンは完了です。

補足:「Clone or Download」が表示されないリポジトリ

ファイルのないリポジトリはトップページが以下のように表示されます。

SSH接続のURLを取得するには、「Quick Setup ~」の下にある「SSH」を選択すると次のようにSSH接続用のURLが表示されます。

以上、GitHubでのSSH接続の設定方法の解説でした。

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