Vimエディタにはノーマルモードで実行できる多くの種類の文字の削除用コマンドがあります。編集モードでBackSpaceキーを連打するよりも効率的に削除できます。
この記事では、Vimエディタで文字を削除する基本操作について解説します。Vimエディタのバージョンは8.1を利用しています。
一文字削除する
指定の1文字を削除するには、ノーマルモードの状態で「x」キーを使います。
- 「x」コマンド
カーソルの位置の1文字を削除します。 - 「X」(shift+x)コマンド
カーソルの位置の左の1文字を削除します。
単語で削除する
削除したい単語にカーソルを移動して、ノーマルモードの状態で「dw」コマンドを入力すると単語単位で削除することができます。
- 「dw」コマンド
カーソルの位置の単語を1つ削除します。
一行を削除する
削除したい行にカーソルを移動して、ノーマルモードの状態で「dd」コマンドを入力すると行単位で削除することができます。
- 「dd」コマンド
カーソルの位置の1行を削除します。
改行を削除する
改行を削除したい場合は、「削除」ではなく「2行を連結する」形で改行の削除が実現できます。
ノーマルモードの状態で次のコマンドを入力します。
- 「J」(Shift + j)コマンド
現在の行と下の1行が連結されます。間にスペースが1つ入ります。 - 「gJ」(g → Shift + j)コマンド
間にスペースを入れたくない場合は上記のコマンドを使用します。
ちなみに2行目にインデント(スペース4つなど)がある場合は合わせて結合されてしまうので注意が必要です。
以上、Vimエディタで文字を削除する基本操作でした。
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