インデントにタブを入れるかスペースを入れるかなど、インデントのルールが人によって異なる場合は結構あります。
他の人のソースを修正する際に見えない文字を気にするって大変ですよね。その点Vimエディタは不可視文字(タブやスペース、改行など)を見やすく可視化することができます。
この記事では、vimrcをカスタマイズして、Vimエディタでインデントを見やすく可視化する方法をご紹介します。
インデントを見やすく可視化する方法
Vimのデフォルトの設定の場合、ソース中のタブやスペースが何個あるかわかり辛く、カーソルなどで確認する必要があります。
上記のような場合、タブ・スペースを可視化することで簡単に数が確認できます。Vimの設定でVimエディタでインデントを見やすく可視化するには、以下の手順で設定します。
- 設定ファイルの「vimrc」を開きます。
- vimrcに次の設定コマンドを追加します。
set listchars=tab:>.,space:-,
設定コマンドの、具体的な内容は次のとおりです。
- 「tab:>.」
- タブに対して「tab:」の後ろ、つまり「>,」が適用されます。
- 「>,」は「一文字目は「>」、残りは「.」で表示しなさい」という意味になります。半角8文字分を占めるタブの場合「>…….」と表示されます。
- 「space:-」
- 半角スペースに対して「space:」の後ろ、つまり「-」が適用されて半角スペース文字が「-」で表示されます。
上記の設定はあくまで一例ですので、タブやスペースにどの文字を当てはめるかは自由に設定することができます。
- 「tab:>.」
- Vimエディタを再起動して「:set list」とコマンドを入力します。
- タブ、スペースがそれぞれ可視化されました。
- 「:set list」と入力するのが手間な場合は、「set list」も併せてvimrcファイルに追記しておくことをおすすめします。
以上、vimrcをカスタマイズして、Vimエディタでインデントを見やすく可視化する設定方法でした。
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