Vimエディタで一行が長いテキストや大きいサイズのファイルの場合、上下左右のキーでカーソルを動かしていると時間がかかってしまいますよね。
Vimエディタにはカーソルを行頭や行末、または任意の行まで一気に移動する方法があります。
この記事では、Vimエディタでカーソルを行頭や行末、指定した行番号へ移動させるコマンドについてご紹介します。Vimエディタのバージョンは8.1を利用しています。
行末/行頭への移動する
行の中央あたりにカーソルがある場合、コマンドを入力して行末/行頭に移動することができます。
ノーマルモードの状態にして、それぞれ次のコマンドを入力するとカーソルを移動できます。
- 行末に移動
- カーソルを行末に移動させるには「$」コマンドを利用します。
- カーソルが次のように行末に移動します。
- 行頭に移動
- カーソルを行頭に移動させるには「0」コマンドを利用します。
- カーソルが次のように行頭に移動します。
行番号を指定して移動する
- Vim上で「:set number」コマンドを用いて左側に行番号を表示させておきます。
- 行番号の表示の方法については、次のページで詳しく解説しています。
- カーソルを移動したい行番号を確認します。
- 現在は5行目にあるカーソルを20行目までコマンドで移動したいと思います。
- 現在は5行目にあるカーソルを20行目までコマンドで移動したいと思います。
- ノーマルモードにした状態で、数字+「G」のコマンドを入力して指定した数字の行数まで移動します。
- 20行目まで移動するには「20G」のようにコマンドを入力します。
- 「:」+数字でも指定した数字の行数まで移動できます。
- 20行目まで移動するには「:20」のようにコマンドを実行します。
最初の行/最後の行に移動する
ファイル内の最初の行や最後の行に移動したい場合があると思います。
ファイル内の最初の行や最後の行にカーソルを移動するには、ノーマルモードの状態で次のコマンドを入力します。
- 1行目に移動する
- 「gg」コマンドを入力します。
- 「gg」コマンドを入力します。
- 最後の行に移動する
- 「G」コマンドを入力します。
- 「G」コマンドを入力します。
よく利用するので併せて覚えておくとよいでしょう。
以上、Vimエディタでカーソルを行頭や行末、指定した行番号へ移動させる方法でした。
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