Vimで編集するファイルについて、マウス操作やコマンドでファイルの作成やコピーを行ってからVimを起動するのは面倒ですよね。
新規ファイルの作成や、名前をつけて保存する操作はVimのみで行うことができます。
この記事では、Vimで新規ファイルの作成する方法と、名前をつけて保存する方法を解説していきます。
保存先の確認
例では、Windowsの次のパスのフォルダにファイルを作成してみます。*Mac、Linux環境であっても同じです。
C:\Users\say\develop\vim_doc
新規ファイルの作成コマンド
Vimで新規ファイルを作成する手順は非常に簡単です。新しいファイルを作成するには、次の手順で操作します。
- コマンドラインツールで目的のディレクトリに移動し、以下のコマンドを実行します。
- コマンドラインツールは、Windowsはコマンドプロンプト、Macのターミナルなどを使います。
$ cd 作成したいファイルパス
$ vim 作成したいファイル名(ファイルパスでも可)- 例では「new_file.txt」という名称のファイルを作成するため「vim new_file.txt」とコマンドを入力します。
- 指定したファイルパスが存在しない場合、新しいファイルでVimが起動します。内容を編集します。
- 最後に「:wq」を入力すると作成した新しいファイルが保存されます。
vimでファイルを新規作成する手順は以上となります。
作成先のフォルダを確認すると、新しいファイル「new_file.txt」が作成されていることがわかります。
- 尚、ファイル作成時に自動で作成される末尾に「.un~」と付いているファイルはundoファイルです。後から編集内容の巻き戻しをするためのものです。設定次第で別フォルダに作成することができます。
名前をつけて新しいファイルに保存する方法
Vimで既存のファイルを編集し、名前をつけて新しいファイルに保存する手順は以下の通りです。
- 以下のコマンドで編集したいファイルを指定し、Vimを起動します。
$ vim 編集したいファイル名(ファイルパスでも可)
- 内容の変更がある場合は編集します。編集ができたら、次のコマンドでファイルパスを指定して新しいファイルに保存します。
:w 新しいファイル名(ファイルパスでも可)
- 上記のコマンドで既存のファイルが新しいファイル名で保存されます。
- ファイルパスにすると、指定したファイルパスにファイルを保存できます。
- 保存ができたら、元のファイルを「:q!」コマンドで保存せずに終了します。
- フォルダを確認すると、新しいファイル「new_file1.txt」が作成されていることがわかります。
vimでファイルを名前を付けて保存する手順は以上となります。
以上、Vimで新規ファイルの作成コマンドと名前をつけて保存する方法でした。
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