Linuxでは標準でviエディタが搭載されていますが、やはりビジュアルモードなどの便利な機能が付いているVimエディタを利用したい方も多いと思います。
この記事では、LinuxにVimをダウンロードしてインストールする方法をご紹介します。
今回は、LinuxはUbuntu16.04に最新バージョン8.1のVimエディタをインストールしていきます。CentOSは標準でVimエディタが含まれていることが多いです。
事前準備
まず、Vimのインストールに必要なツール類を揃えていきます。既にインストール済みのものがある場合は適宜読み飛ばしてください。
- 以下のコマンドでapt-getを更新しておきます。
$ sudo apt-get update
- VimのソースはGitHubから行うので、gitをインストールしてgitコマンドが使える状態にしておきます。
$ sudo apt git install
- ソースからのビルド作業およびVimエディタに必要な次のモジュールをインストールします。
- mercurial
- libncursesw5-dev
- make
- gcc
必要なモジュールをすべてインストールするには、次のコマンドを実行します。
$ sudo apt install mercurial libncursesw5-dev make gcc
インストールは一つずつでも、複数まとめてでも問題ありません。
Vimのソースのダウンロードとビルド
- GitHubからVimエディタのビルド用ソースをダウンロードを行います。ソースを展開したいディレクトリに移動し以下のコマンドを実行します。
$ sudo git clone https://github.com/vim/vim
- 「vim」ディレクトリに移動して以下のコマンドを実行し、ダウンロードしたソースからビルドします。
$ sudo ./configure --with-features=huge --enable-multibyte
- ビルドが完了したら、Vimのインストールを実行します。
$ sudo make && sudo make install
Vimのインストールの手順は以上となります。
起動確認
vimのコマンドを実行すると、以下のようにVimエディタが立ち上がります。
$ vim
以上、Linux UbuntuにVimをダウンロードしてインストールする手順でした。
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