GIMP – 写真・画像の輪郭・縁取りをぼかす方法

写真の加工をしていると、長方形の縁取りばかりで単調になってしまうことがありますよね。そのような場合は、縁取りをふんわりぼかしを入れるとメリハリが生まれます。

本記事では、フリーの画像加工ソフト「GIMP」を使って、写真・画像の輪郭・縁取りをぼかす方法を解説します。縁取りを”色付きでぼかす方法”と透明にぼかす方法”をご紹介します。

画面の例として、Windows10のパソコンで、GIMP2.10を使用したスクリーンショットを掲載しました。

この記事の内容

色付きの縁取りでぼかす方法

まず、縁部分の背景が色付きになるぼかし方を解説します。

メニューバー「ファイル」→「開く/インポート」をクリックし、縁取りをぼかしたい画像を開きます。
メニューバー「Filters」→「Decor」→「ファジー縁取り」をクリックします。
「ファジー縁取り」ウィンドウで次の項目を設定して、「OK」をクリックします。
- 色：縁取りをぼかしたときの色です。今回は白としました。
- 枠の大きさ：大きいほど太く、小さいほど細い縁取りとなります。
- コピーで作業する：チェックを入れると、画像を別のキャンバスにコピーして縁取りにぼかしをいれてくれます。
次の例のように、色付きの縁取りをぼかしてつけることができました。

続いて、縁部分の背景が透明になるぼかし方を解説します。

メニューバー「ファイル」→「開く/インポート」をクリックし、縁取りをぼかしたい画像を開きます。
メニューバー「レイヤー」→「透明部分」→「アルファチャンネルの追加」をクリックします。
メニューバー「選択」→「すべて選択」をクリックします。
メニューバー「選択」→「選択範囲の縮小」をクリックします。
「選択範囲の縮小」ウィンドウで縁取りにしたい太さを入力し、「OK」をクリックします。
メニューバー「選択」→「選択範囲の反転」をクリックします。
メニューバー「選択」→「境界をぼかす」をクリックします。
「選択範囲の境界をぼかす」ウィンドウで、ぼかす量を入力して「OK」をクリックします。例では100としました。
- 数値が大きいほど、ぼけ方が柔らかくなります。50〜100程度に設定するのがおすすめです。
メニューバー「編集」→「消去」をクリックします。
メニューバー「選択」→「選択を解除」をクリックします。
次の画像のように、透明な縁取りでぼかすことができました。