SUMFIF関数の条件は1つしか設定することができません。しかし、2つ3つ…といった複数の検索条件で合計を出したいケースもあります。
この記事では、ExcelやスプレッドシートのSUMIF関数で複数のAND検索条件で合計を出す方法を解説します。
SUMIF関数で複数(2つ以上)の検索条件で合計を出す
SUMIF関数で複数のAND検索条件(条件1かつ条件2かつ条件3・・・)で合計を出すには、条件を満たすかどうかを判定するチェック列を別途用意する方法があります。
上記の表のサンプルでは、以下の条件全てを満たすレコードの売上金額を集計します。
- 条件1:売上日 = 2019/09/06
- 条件2:店舗 = A005
- 条件3:商品数 > 50
1.複数の条件をチェックする列を追加する
チェック列はAND関数を用いて作成できます。AND関数は、引数である式のうちすべてがTRUEである場合にTRUEを返します。
AND関数を用いて販売日(B列)が「2019/09/06」かつ、販売店舗が「A005」かつ販売商品数が「50より上」であるかどうか判定する列を作成します。
=AND(B5="2019/09/06", C5="A005", D5>50)
条件チェック列(F列)がTRUEであるレコードの売上金額を集計する式をSUMIF関数で作成します。
SUMIF関数を設定する
SUMIF関数の検索範囲、合計範囲、条件を次のように設定します。
- 検索範囲:チェック列であるF5~F14セル
- 合計範囲:集計対象であるE5~E14
- 条件:TRUE
=SUMIF(F5:F14,TRUE,E5:E14)
数式を入れると、以下のように条件を満たす12行目の売上金額を集計することができます。
SUMIF関数でもAND条件の集計はできますが、追加でチェック列を作成したくないという方は、別のExcel関数であるSUMIFS関数を用いた方がよいかもしれません。
以上、SUMIF関数で複数(2つ以上)の検索条件で合計を出す方法でした。
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