VLOOKUP関数で以上・未満の範囲条件で抽出する方法 – Excel/スプレッドシート

midSun31midSun31
IT・デジタル

条件によって処理を分割する時はIF関数を使うことが多いかと思いますが、条件が増えてくると式が長くなりがちです。○○以上、△△未満といった範囲条件による処理分であれば、VLOOKUP関数の近似一致を利用することでシンプルになる場合があります。

この記事では、Excel・スプレッドシートのVLOOKUP関数で○○以上、△△未満の範囲で検索する方法について解説します。

VLOOKUP関数で以上・未満の範囲条件で抽出する方法

VLOOKUP関数で、検索条件を以上・未満にするには近似一致をうまく使うと検索できます。

例では、以下のようにC列の会員ランクがB列のスコアによって決まっていると想定します。F列の会員のスコアに応じて、G列にランクを付与していきます。

  1. 左の参照表の左端に、列を1つ追加します。値は、未満以上の区切りになる数値を入力します。(それぞれの行のスコアの最小値)
  2. 右の表のランク列に、以下のような第4引数にTRUEを設定したVLOOKUP関数を追加します。
    =VLOOKUP(F3, $B$3:$D$7, 3, TRUE)
    • VLOOKUP関数の第4引数にTRUEを設定すると、検索値の値19より小さく最も大きい値を取得します。結果的に0以上19未満(=0)を取得することができます。
  3. 縦にコピーすると、想定通りにランクが表示されているのが確認できます。

IF関数では分岐を5以上書かなければいけない条件を、シンプルな式で実現できました。

注意点として、参照範囲の左端のカラムは昇順でソートしておく必要があります。

VLOOKUPの第4引数についてもっと知りたい方はこちらの記事もあわせてご参照ください。

以上、VLOOKUP関数で以上・未満の範囲条件で抽出する方法でした。

IT・デジタル
Howpon[ハウポン]

コメント